どこか自信がない子どもたち
最近では未就学児や小中高生、大学生の世代との関りが多いのですが
多くの子たちが「自信がない」ように感じます。
特に小学生以上の子どもたち。
例えば、1人で歌うとなった時にできているのに「できません」という。
やる前から「歌えない」という。

かくいう私も、どちらかというとそのタイプで・・・つい最近までも「できない」「自信がない」と口にするのが習慣です。
これは個人の問題?
ではなく、社会の問題だなと感じます。
確か、高校生を対象に「自分には価値があるか」というアンケートをおこない、70%以上の子ども達が「いいえ」と答えた・・・なんて結果もあったような気がします。
社会の問題・・・それは大部分は教育の問題で、いつも考えるこの教育の問題に関してはどこに出口があるのか・・・正直私には見当もつきません。
勿論すぐに変わるものではないですし、こんなちっぽけな存在である私ですらそう思うのだから、日本を動かしてくれている人たちはもうずっとその課題に取り組んでくれていることでしょう。
100点をとることがいい。
偏差値の高い学校にいくことがいい。
そんな習慣が何十年と続いてきて、ここ数年で始まった教育改革ですぐに変わるなんてことはない。
だからいつも思うのは「自分に何ができるのか?」ということ。
少なくとも、私が関わる子どもたちには自信をつけさせてあげることはできるでしょう。
授業の中でも、レッスンの中でも「できてる!」「いいよ!」そう声掛けをすることで、脳にプラスの言葉を浴びてもらう事を意識。

どんなに歌えてなくても、音がとれていなくても「できていること」を探すのは私の仕事だと思っている。
小さなことかもしれないけれど、本当に歌うことが嫌な子が立ち上がって前を向いただけでも勇気がいること。そこを見逃してはいけない。
学生時代の私との時間は、ほんのちっぽけな時間で、意味がないのかもしれない。
それでも、どこかのタイミングで思い出してほしいな、と思う。
大丈夫と言ってくれる人の存在を。
それが生き方に影響され、人との関りにもいきてくる。
ちっぽけなことかもしれないけれど、いつまででも言い続けようと思う。
「大丈夫!」

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