秋と言えば・・・花鳥風月

お盆が過ぎた辺りから、すっかりと空気は涼しくなりましたね。

秋と言えば・・・食欲の秋・読書の秋・芸術の秋、たくさん言われますが

個人的には、花鳥風月を感じる季節だなと思っています。

肌に感じる空気は、少しひんやりとしてどことなく「夏はもう終わったよ」と語っているようです。カンカン照りだった太陽も、どこか柔らかく感じたり・・・空も優し気に見えます。

そして、なんといっても「金木犀」の香り。

街中が金木犀の香りに包まれて、どこにいてもあの独特の香りが漂っていますね。

「ああ、本当に夏が終わって秋が来るんだな。そして冬がくるんだな」

と、淋しく感じます。

夜はこおろぎの鳴き声がリンリンと鳴り響きますね。

自然はすごいですね。その時になったら、急に現れてきます。

昨日は少し田舎の方に車を走らせました。すると、田んぼのあぜ道にはヒガンバナが存在感を放っていました。

小さな頃、近所のお友達が風邪をひいて学校を数日お休みしていました。

そこで、他のお友達と相談して、あぜ道に咲き乱れる彼岸花を花束にして持って行ったんです。

彼岸花の意味も知らずにいたものですから、きれいな赤い花は喜んでもらえるかな・・・と。

ところが後日、そのお友達はこういったのです。

「彼岸花は縁起が悪いからすぐにお母さんが捨てたよ」と。

もう25年以上前のことですが、心が動いたのでしょうね。毎年この時期になるとその時のことが思い出されます。

五感がいつも以上に働くこの季節。みなさんは、どんな思い出がありますか?

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