寄付のお願い
「大切な人に笑顔でいて欲しい」
想いの循環、始めませんか?
2つの後悔
「おばあちゃんに何もしてあげられなかった」
私の祖母は施設に入所してからというもの、笑顔はなくなりました。ただ、ボーっとベッドの上で過ごすだけ。入所した年の短冊の願い事は「早くお迎えがきますように」でした。「おばあちゃんを笑顔にしたい」そんな願いは叶う事なく、空に旅立ちました。
私は音楽大学を卒業してから、病院や施設でボランティアで歌の演奏をさせてもらっていました。「笑顔になって欲しい」ただ、その一心でした。ところが、音楽活動とアルバイトとボランティアの生活は、身体も金銭的にも厳しいものでした。そんな中でいただいたホスピスでのコンサートのご依頼。生活の苦しさから、体も心もお金も貧しい状況になっていた頃でした。コンサートに向けての準備は殆どできずにその日を迎えました。
「どうせボランティアなんやし」微かにそんな思いがあったのも、正直なところです。
コンサート当日。少し開けたロビーで、持参したキーボードを弾きながら歌うことにしました。ロクに練習もできていない上、普段はピアニストさんにお願いする伴奏を自分で弾きながら歌う。うまくいくはずがありません。演奏は最低なものになりました。
そんな中でも、私の紡ぐ音に耳を傾けてくださる方のお顔を見てハッとしました。
「これが、この人たちの最後の音楽になるかもしれない」
歌い終えてから、私は涙が止まりませんでした。「こんな演奏が最後の音楽になってごめんなさい」
大切な人の病。そして決意・・・
ある冬、私の大切な人が病気になりました。
新型コロナウイルスの影響もあり、外にも出れず、人にも会えず、ご自宅で静かに療養されていました。人が大好きで、愛にあふれている人でした。なので、自宅で誰にも会わずに過ごすことは、どれほど辛かったでしょうか。
音楽が大好きなその方は、ご自身でも歌われていましたし、聴くことも大好きでした。
「好きなのに生の音楽を聴けない人がいるのは何故なんだろう?」
当たり前のように思っていた「ホールで歌うこと」「聴いてもらう人に足を運んでもらうこと」
でも、それは当たり前なのか・・・?来れない人はどうしたらいいんだろう・・・?
「来てもらえないなら、行けばいい!」
そのように、出張コンサートをすることを思い立ちました。
同時に感じたことは「どうして聴く人には聴きたい曲を選ぶという選択肢がないのか?」ということでした。事前に演奏家が準備した曲を聴く。勿論それも素敵なことです。でももし、聴いた曲が「好きな曲」「思い出の曲」であれば…記憶と感情がシンクロして「何か」を起こせるのではないか?
折角プライベートの出張コンサートにするなら、「聴いてくれる人のご希望を聞こう!」
オーダーメイドプログラムのコンサートにする決意をしました。
そして、私のホスピスでの演奏の後悔。生活とボランティア演奏とのバランス。
「福祉施設でのコンサートは無料でやるのが普通」
多くの人にそのように言われます。
何故でしょう?音楽家は、コンサートをするために勉強して準備して労力と時間を費やすのに。
お世話をしたり、ご飯を作ったり、身体をみられる方は対価をもらうのに、どうして音楽家は無料が当たり前なのだろう?
これではサスティナブルに活動はできない。責任をもって音楽を創るのであるから、見合った対価をもらえるシステムにしたい。そうすることで、サスティナブルな活動ができるようになるのではないか?そうすれば、今よりもっと音楽の輪が広がるのではないか?
そんな思いから、プロの音楽家がご自宅や病院、施設などご希望の場所に出向き、お客様の思い出の曲でプログラムされた、世界でたった1つのオーダーメイドコンサートをお届けすることとなりました。
「どんな時でも、大切な人に笑顔でいて欲しい」そんなご家族様の願いを叶える為の、音楽のプレゼント。

資金の壁
福祉の世界は、金銭面は大きな課題となります。
裕福な人は、豊かなサービスを受けることができる。裕福でない人は、豊かなサービスを受けることができない。
でも、裕福であっても、裕福でなくても、家族みんなの願いは「大切な人に笑顔でいて欲しい」ということ。
裕福な人しか受けられない、そんなサービスにしたくない。
でも、きちんと音楽家にも対価を得てもらえるシステムにしたい。
そんな時にある方からご提案いただいたのが「寄付で繋いでいくのはどうだろうか?」ということ。そして、聴いてくださった方から「次のお客様へ」のバトンを繋いでいく。この2つの軸で、資金を調達していくことを決意しました。 寄付金だけではなく、聴いてくださったお客様からは、金額を設定せずにお気持ちをいただく形をとり「次の方へのプレゼント」として、想いの循環をさせていただきます。
寄付金は、音楽家への謝礼、広報活動(チラシやパンフレットの配布、施設への事業紹介など)、事務運営に充てさせていただきます。利益を出すことは求めず、きちんとした活動に対しての対価を支払うシステムとなります。
また、年に一度、活動報告の場を設けさせていただき、みなさまからの笑顔や想いをお届けいたします。
オーダーメイドコンサートとは?
とにかくお客様のご希望に寄り添ったコンサートをお届けします。
まずは、当日伺う音楽家がご自宅やオンラインで、ご本人様やご家族様にヒアリングいたします。

「好きな曲」「思い出の曲」などを伺い、どんな人生を歩まれていたのか、そんな事をお話しながらお客様の心に寄り添います。

お話の中で出てきた数十曲の中から、選りすぐりの曲でプログラムを作成。楽譜の準備と練習。そして、演奏者同士での打ち合わせを行います。
コンサート当日は、ご自宅・病院・施設などご希望の場所に伺います。近隣の施設を貸し切って行うことも可能です。


サプライズ演出もお受けいたします。
(今回のコンサートでは、息子様の結婚式で歌われた思い出の曲「未来へ」を一緒に演奏いたしました)
目指す未来


音楽の可能性をどんどん広げていく。
そして、笑顔で過ごせる時間をどんどん広げていく。
寄付方法
想いの循環、始めませんか?
あなたの想いが、どんどん笑顔の輪を広げていきます。
どうか、温かいご支援をお願いいたします。
①寄付申込ボタンにお進みください
②協賛申込書に必要事項をご記入ください
③寄付金の入金先へご入金をお願いいたします(フォームに入金先を記載しております)
④確認取れ次第、事務局よりご連絡いたします

Musica Presente代表の般若なつみのプロフィールはこちら

体験レッスン実施中!
声楽教室Sfida
般若なつみ
TEL:070-5507-7981
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