日本人の表情筋
歌う時には様々な筋肉を使います。
顔の筋肉は、発語をする上でもとても重要になってくる筋肉です。
では、日本人の顔の筋肉は日常ではどう使われているのでしょうか?
はい・・・想像の通り、あまり使われていません。
日本語という言語の特性もありますし、日本人の表現の仕方もしたたか(?)なので、あまり使われていないのが現状です。
更に今では新型コロナウイルスの影響でマスクをしてしまっている・・・これは少なからず、というかかなり影響がでます。更に話す機会が減っている、オンラインでの会話が増えている、など、マイナス面の影響は多くあります。
でも、だからと言って諦める必要はありません。
しっかりとトレーニングすることで、顔の筋肉を使うことができます。
発語で使われる筋肉と、ものを食べる時の筋肉は、繋がりが多くあります。
ですので、レッスン以外の時には「意識して噛みましょう」と、私はよく言います。
特に、言葉が明瞭でないとかモゴモゴしてしまうなど、そういった方はよく噛んで舌や口の周りの筋肉を使う必要があるので、ゆっくりとしっかりと噛んで食べるというのも大切です。(食事を10分で終わらせてしまう私が言うのも何ですが・・・)

そして、日本人が歌う上で最も苦手とするのは「小鼻の横の筋肉を上げる」ということです。
小鼻の横の筋肉をあげることで、唇の使い方・軟口蓋の使い方・喉頭蓋の使い方 など、様々なところに影響が出ます。
でも、この筋肉は全くといって良いほど日常では使いません。
小鼻の横の筋肉だけでなく、上に引き上げる筋肉はあまり使われていないことが多いでしょう。
ですので、声帯の周りの軟骨などを動かす上で必要な、上に引っ張る力がどうしても弱くなるのは仕方のないことです。

ですので、そのことを理解した上でトレーニングをしていきましょう。
簡単な方法としては
上唇を鼻の方に引き上げて「怒っている犬」をイメージして、鼻の頭の方に向かって縮めたり伸ばしたりします。何回もやると疲れてきますが、それで正解です!普段使っていない筋肉なので、疲れるのは当然です!
ですので、一回で何度もやらずに毎日少しずつやることをお勧めします。
お風呂に入っている時、テレビを観ている時、髪を乾かしている時、ちょっとした隙間時間にチャレンジしてみてくださいね♪

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