クーポラ
東京でのマスタークラスで、先生がひたすらに仰ってた言葉に「クーポラ」がある。

口の中に「クーポラを作る」というようなニュアンスで、ざっくり言うと「空間を作る」という意味です。
通常、日本語はあまり口を動かさないし口の中を開かないそんな言語です。(寒い地域に多いのですが)
ところが、歌の時はそれでは困るのです。(日本歌曲はさておき)
なぜかというと、口の中で「言葉」と「息」を交わらせ、そして倍音を作る必要があるからです。
(難しいですね)
「口先を開ける」こととは違います。
具体的にどこを開けるかというと
「硬口蓋と軟口蓋の境目」です。
手で触るとわかりやすいのですが、上顎(という言葉はないのですが便宜上)の硬いところと柔らかいところがあると思います。そこの境目のあたりです。ここに「息をためる」そんなイメージです。
思っているより後ろの方かもしれません。
そこを「カポ」と開けることで、驚くほど「何も感じません」笑
でも、声が「スーッと」出ていきます。(勿論、身体が使えている前提です)
先生は何度も「クーポラ!!」と言っていました。何度も、何度も!!!
「開けているつもり」でも、先生からすると「開いていない」のです。
そこを開けることで「勝手に」息がジラーレ(イタリア語で回る)します。なので「何も感じません」
「声量が足りないな」
「モゴモゴして聞こえる」
「体が力んでしまう」
などで悩んでいらっしゃる方は、ぜひ「クーポラ」を意識してみてください。

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