脱力しましょう??

歌の指導の中でも、よく耳にする言葉かと思います。

この言葉も、非常に誤解がうまれるものだなと思います。

歌うということは、様々な筋肉を働かせる必要があります。

なので、「脱力して歌う」ことは絶対にできないのです。

ではどうして「脱力して歌いましょう」という言葉が行きかうのか・・・というと・・・

「不必要な場所の筋肉を使ってしまうから」です。

ただそれを「脱力」という表現にしてしまうと・・・働かすべき筋肉が働かなくなる、という事が起きます。

なので「リラックスして」「脱力して」という言葉だけの乱用は危険です!

どこか不必要な筋肉に力が入る、というのは必ず原因があります。

「口をもう少し開けなければいけない」

「横隔膜を下げないといけない」

など。

でも、実はそれらは「間違ったイメージ」を持つことで「不必要な筋肉を使ってしまう」ことに繋がります。

なので、身体のことは「正しく」理解しておく必要があります。

筋肉の名称を全て覚える必要はありません!

それでも、横隔膜が動く仕組みであったり、声帯の周りの筋肉であったり、顔の筋肉の動き方であったり・・・それらを知っておくことはとても大切です。

そうすれば「不必要な筋肉は使われず」「必要な筋肉は使われる」状態になります。

「脱力しましょう」

と一言で終わらせるのではなく、力んでいる不必要な筋肉はどこで、なぜその筋肉が力んでしまうのか?を見極めることがとても大切です。

その為にも、客観的にレッスンで見てもらうことは大切ですね!

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般若なつみ

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