【ボイトレ講座】横隔膜はなぜ大事?①
横隔膜ってどこにありますか?
この質問に、迷うことなく答えることができますか?
では、実際にみてみましょう。


想像していた通りでしょうか?
横隔膜は、胸骨(胸のネクタイ骨)の一番下から弓なりに左右に斜めにさがっています。そして、腰椎(腰骨)に脚がついています。
これが横隔膜です。
更に、肺との関係をみていきましょう。

このように、かなり密接に横隔膜と関りがあります。
そして意外に思われる・・・というか、忘れがちなのが、横隔膜と心臓は物理的にくっついています。

さて、ここで少し考えていかないといけないのは
このように心臓がしっかりとくっついている横隔膜、どれ位動かすことができるでしょうか?
呼吸をする度、歌う度に何センチもさがってしまうと心臓に影響がでるのは容易にイメージできるかと思います。
横隔膜は通常1㎝ほどさがると言われています。
歌い手で、2㎝~3㎝ほどです。(トレーニングにより下げることができるようになります)
思っていたよりも、少しですよね?
しかも、横隔膜は真下に下がるわけではなく、後ろの横隔膜脚を軸に下がります。心臓がくっついている前の部分は下がりません。
この2点から
・横隔膜をがんばって下げようとしなくてもよい
・呼吸をするときは腰椎(腰骨)を意識する
ことが大切だということがわかります。
次回は、横隔膜はなぜ大事なのか?を具体的にみていきます。

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